母のごはん
今日は、久々に実家に帰った。
サザエさんの街。桜新町。
しつこい程に、サザエさんのイラストで溢れた商店街は完全に整備され、
いまやお魚加えたドラ猫も、裸足で駆けってくサザエさんの見る影もない。
母は嬉しそうに、夕飯はどこで?と、寿司か鰻かと(また、見栄を張って…)
勧めてくれたのだが、家から出るのが億劫なのと、金額を気にしなくて良いという理由から、
今日はあり合わせで家で食事ということに。
普段から、外食か自分の作った料理しか食べることが無いので、
黙っていても出て来る人の料理が、すっごく恋しくなる。
大抵、友人宅に訪問しても、私が料理を作っている人間だから躊躇するのか、
あまり手料理を食べさせてくれない。もしくは、作らされることが多い。
うたた寝をしていた耳に、“御飯出来たわよ〜”なんて声がして、大感動。
で、メニューが凄い。
金目鯛の干物、白菜塩コショウ炒め(白菜とベーコンのみ!!)、
納豆、もずく酢、白菜漬け、昆布の佃煮、大根の味噌汁、御飯。
白菜炒めと、味噌汁以外のおかずはすべて市販のもの。御飯は昨夜の残り。
最近、あまり食欲がなかったが、
“白菜炒めの味の無さが旨いね〜”(母苦笑)と言い、ガツガツとほとんど1人で食べてしまった。
家でしか食べられない食事。
こんな力の入っていない食事ほど、たまに食べると感動するのだ。
ある程度の味があれば、御飯も進み満足もする。
重要なのは、お腹を満たしてあげたいという、愛情だと今日は実感した。
投稿者 ACCO☆ : July 20, 2004 01:06 AM